さらにシンプル、迅速。
Webスケールのインフラソリューション。
CPU、メモリ、ストレージを同時にリニアにスケールアウトできる構成で、
真にビジネス環境の変化に迅速に対応できるインフラ環境を実現します。
従来、企業の仮想化インフラ環境ではサーバ、ネットワーク、ストレージを階層化して構成しており、サーバ、ストレージのスケールアウトには、計画停止を含めた複雑な作業が必要で、仮想環境導入時にはそれを避けるために将来の増設を見越したオーバーサイジングすることが常でした。
それらの運用負荷の軽減を実現するために、ハイパーコンバージド・インフラストラクチャ(HCI)という技術が生まれました。
Software Defined Storage(SDS)テクノロジーにより、汎用的なサーバ上にソフトウェアによって共有ストレージコントローラを作り出し、さらにコンピューティングリソースを統合することで、コンピューティングリソース、ストレージリソースをアプライアンス一階層に集約するシンプルな構成が可能になったのです。
構成 |
従来型仮想化基盤仮想化サーバストレージネットワーク |
ハイパーコンバージド・インフラストラクチャ(HCI)
サーバストレージ、
仮想化機能を集約 仮想化 |
---|---|---|
運用容易性 | 運用管理に仮想化Hypervisorに加えて、サーバ、ネットワーク/SAN、ストレージ製品等広範なスキルが必要であり、障害時の切り分けや復旧が難しい。 | ハイパーコンバージド・インフラストラクチャ(HCI)はサーバ、ストレージ、ストレージネットワーク、仮想化機能をシンプルな汎用x86サーバに集約しており、運用管理に必要なスキル範囲が限定される。 |
拡張容易性 |
拡張時にはサーバ、ネットワーク/SAN、ストレージの各製品の仕様・制約に影響され、柔軟な拡張が行えない。 多くの場合、拡張時にシステム停止が必要となる。 |
1ノード単位でシステム無停止で拡張できる。ノード拡張に合わせて仮想化基盤全体のパフォーマンス(CPU・メモリ・ディスクIO/キャパシティ)をリニアに向上できる。 |
投資計画 |
柔軟な拡張が難しいため、仮想化基盤の導入・リプレイス時には3~5年後を見越してIT投資しておく必要があるが、変化の激しい現代においては先を見越すことはほぼ不可能。 過剰投資・過少投資に陥りやすい。 |
無停止でのリニアな拡張ができるため、直近1年程度で必要なリソース量からスモールスタートし、ビジネス計画・ITロードマップに従って都度ノードを追加できる。無駄にならないIT投資が可能。 |
可用性 | 従来型共有ストレージ装置はディスク、コントローラ等のコンポーネント単位では冗長化されているが、コンポーネント多重障害時の停止リスクが残る。データ量増大に伴い、ディスク多重障害のリスクが高まっている。 | コンポーネント単位の冗長化に加えて、ノード筐体単位の冗長化を実現。仮想マシン単位で冗長レベルを指定することで、複数のノード筐体障害にも対応可能。 |
汎用的な業界標準のハードウェアを用いて、ビジネスの成長に合わせた導入が可能です。
ベンダー固有の製品のスキルを学ぶためのトレーニング時間を短縮、またシステム管理やVMのプロビジョニングに要する時間を大幅に節約できます。
多くのノード数で構成でき対障害性も向上、ダウンタイムの短縮を図れます。
サービスを止めることなくノード(CPU,ストレージ)の追加や削減が無停止で可能、可用性も大幅に向上できます。
CPU,メモリ、ストレージを同時にスケールアウトできる構成で、アプリケーションやサービスを立ち上げたいときにオンデマンドに増設可能。
ビジネス環境変化に迅速に対応できます。
現時点では「仮想デスクトップ(VDI)基盤」や「仮想サーバの統合やプライベートクラウド基盤」として多く採用されており、今後はブランチオフィスや、データベースなどのエンタープライズアプリケーション領域での利用も増えてくると考えられています。
ブランチオフィスでの利用では、1台に4ノード搭載できるコンパクトなハイパーコンバージド製品もあり、1台で拠点アプリケーションを稼動させることも可能。加えて構成作業を極力少なくすることが可能となるので、普段ITスタッフが居ない拠点においても導入が容易です。またディザスタリカバリやバックアップ機能を備えているため、リモートオフィスにも適しています。
ハイパーコンバージド製品にはSSD ディスク、フラッシュディスクを搭載したオールフラッシュモデルもあり、高いパフォーマンスが要求されるワークロードにも対応できる設計がなされています。
・成長に合わせた拡張が可能
・テストでパイロットを行い、実稼働へ
・パフォーマンス問題へ対処
・ストレージに対する専門知識がなくても導入可能
・耐障害性・システム管理性
・ハイパフォーマンス
・短期間で迅速に導入、仮想サーバの迅速な展開
・複数のリモートオフィスを展開および管理
・オンサイトでの構成作業を最小限に
・ディザスタリカパリ(DR)やバックアップ要件
・ハイパフォーマンスアプリケーション
・高度な容量最適化
DELL EMC XCシリーズは、Dell PowerEdgeサーバとNutanixソフトウェアを統合した
ハイパーコンバージド アプライアンスです。
豊富なラインナップにより、大規模なデータセンターから小規模なブランチオフィスまでカバー。
コンピューティングとストレージを1つのプラットフォームに統合されるため、すばやく簡単に新しいワークロードを導入可能になるほか、成長に合わせてコストを抑えつつ柔軟なスケールアウト拡張環境が実現します。
必要なリソースを必要なタイミングで、段階的なスケールアウトが無停止で可能
ノードごとに容量とパフォーマンスを最適化
過度にプロビジョニングしなくても、将来のニーズに対応
メンテナンス、設備、電力、ソフトウェアライセンス、サーバ、ストレージとネットワークハードウェアを含むITインフラストラクチャのコストを削減
DELL EMC XCシリーズの導入により、IT管理者は、個々のLUN、ボリューム、またはRAIDグループを管理するのではなく、各ワークロードのニーズに基づいたポリシーを使用して、仮想環境をVMレベルで管理できます。
また、ハイパーコンバージド基盤ソフトウェア、「Acropolis」と管理ツールの「Prism」により、すべてのノードのHDDおよびSSDを集中管理し、シンプロビジョニング、自動圧縮、および重複除外などの機能を集中制御することで、効果的なストレージ容量の管理が可能です。
このモジュラーと安定したアーキテクチャにより、パフォーマンスと容量を継続的に向上し、絶えず変化する動的なニーズに環境をすばやく簡単に対応させることができます。
現行ITインフラ環境のアセスメントと最適な移行先の選定
HCI、クラウド、ネットワークを含めたITインフラ全体のデザインと構築
適切な移行計画の策定と移行支援
バックアップやVDIなど、HCIの付加価値を高めるソリューションをワンストップでご提供